サッカー日本代表チームがワールドカップに出場を決めました。あまり、サッカーには興味がありませんが、それでも嬉しく思います。

ビックイベントの試合に限らず、勝利を得た後のコメントがモチベーションを下げるので気になります。

もちろん我々の目に届くのはメディアのフィルターを通したもので、メディアの都合で編集されたものです。本当のところはどうなのか分かりませんが?

よくハングリー精神がたりない、どん欲さがたりないと批判されます。

確かにその通りかもしれません。でも、日本が食うや食わずの時代ならいざ知らず。生まれた時からものが豊富にある時代にハングリー精神やどん欲さを言うのは時代錯誤ではないでしょうか?

サッカーに限らず、スポーツの指導はまだまだ高度成長時代の価値観を引きずっています。怒鳴ったり追い込んだり・・根性出せ!

確かにそれでも結果を出しているのも事実です。しかし、それも限界に来ているように思います。

「誉めて伸ばす」

この言葉は時には「甘やかす」と同意語に取られますが、全く違います。
本人の努力を正当に評価することです。

天才と言われる野球のイチロー選手を見れば分かると思います。
実のところは本人にしか分かりませんが、彼の話す言葉を聞いていると自分自身を誉めて伸ばしていることが良く分かります。

会社を含め多くのリーダーが勝った喜びを十分味わう前に、あら探しをして「まだまだ、だ」と言います。

確かにリーダーが慢心の不安があることは分かります。慢心は戒めなければなりません。しかし、反面喜ぶべきところで十分喜ばないと次へのモチベーションも生まれません。

最近の脳科学で言われていることは、人はエクスタシーを無意識に再現したがる習性があると言われています。

エクスタシーと言ってもSEXばかりではありません。勝利の喜び。何かを達成した喜び。など様々な喜びや嬉しさです。

それを十分感じる事が出来たら、更にその快感を味わいたいと自動的に上を目指し練習に励むようになるのです。

これは、勉強、仕事、スポーツ・・・あらゆるものに同様に言えると思います。

時代は大きく変わっています。いつまでも昔の価値観でハングリー精神や根性論を言っていると足下をすくわれます。


物がが豊富な時代、
新たな価値観で喜ぶことはしっかり喜ぶ。こんな心の使い方ができたらスポーツに限らず優秀な人がもっと沢山出て来るのではと思います。