カウンセリング現場から。
このところの心の不調を抱える多くの方に共通する原因が「自尊心が上手く育っていない」ことです。
それが原因で
摂食障害、社会不安障害、うつ、離婚、などさまざまな心の不調を誘発しています。
また、あの子があんな事件を起こすなってと信じられない事件の裏にもこのような事情があります。
なぜ、自尊心が上手く育たないのか?
厳しい言い方をしますが子供の自尊心が育たないのは「親の責任です」
自尊心が上手く育たない背景には育ってきた家庭環境に原因があります。
意外に多いのが「人に迷惑をかけない子供に育てる」と熱心な家庭です。
このような家庭の親にしてみれば、自分たちは子供のために一生懸命やってきたのだからなぜそうなったかわからないと言う事に成ります。
自分は子供のために一生懸命やってきたとの思いもあるので当然と言えば当然です。
こんな話をすると
人に迷惑をかけない子供に育てるのは当たり前じゃないかと思われるかもしれません。
その通りなのですが、伝える方法を間違ってしまっています。
朝から寝るまでの間のお子さんとの会話を思い出してください。
「早く起きなさい」「ほら、これ着なさい」「顔を洗った」「早くご飯食べなさい」「早くしないと学校へ遅れるわよ」「忘れ物ない」「なんで今頃こんなもの出すの」「ほら、はやくいきなさい」
「勉強しなさい」「なに、この点数」「遊んでばかりで勉強しないからよ」「早く寝なさい」等々
何回「〜しなさい」「〜ダメでしょう」を言っているでしょう?
やらなきゃダメ、やってもダメこんなことを繰り返していれば親の顔色をうかがう子供
親の前では良い子に振る舞っている子に育ったとしても不思議では有りません。
自主的にやったことを否定されてしまう。
あるいは、先回りして親がいろいろやってしまうのですから
自尊心は育たなく依存心ばかりが強い大人になってしまい苦しむ事に成ります。
現実にある小学校のでの話ですが
落とし物の服を「これ誰の?」と聞いても誰も名乗り出ない。
親が選んだ服を着てくるのでどんな服を着てきたのかわからない子供が多いと言うのです。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、こんなことが現実に起きています。
また子供が優等生だと親は安心しますが、優等生だった子が摂食障害(拒食症、過食嘔吐)になりやすい傾向があります。
実はこれは屈折した挫折の乗り越え方なのです。
これも自尊心が上手く育っていないところに原因があります。
子供が「人に迷惑をかけないように育てる」その思いが強ければ強いほど子供あれこれ指図します。
それが子供の自尊心の発達を遅らせたり歪んだ育ち方をしてしまいます。
それじゃ人に迷惑をかけないように育てるにはどうしたら良いのだと疑問が湧きます。
それは言葉がけを工夫することと子供の前で伝えたい振る舞いをやってみせるのが一番です。子供は親をよく観察しています。
例えば、
ゴミは捨ててはいけない。
と、言いながらがらたばこの吸い殻を平気でその辺に投げ捨てる。
これでは言葉でどんなにカッコ良いこと言っても子供は親を不信に思うばかりで伝わりません。
もう一つ、言葉がけは「結果ではなくプロセスにフォーカス」するような工夫が必要です。
最近は、更に悪いことに父親が子育てに参加する機会が増えています。
もちろんそれ自体は良いのですが、父親が伝えたいことの言葉がけを工夫したり行動や振る舞いで伝えられれば良いのですが、つい「あれするな」「これするな」とやってしまいがちです。
おわかりのように両方の親から監視されて「あれするな」「これするな」と更に窮屈になってしまいます。
ますます自尊心が低い子供になってしまいます。
なんだか子育ては大変だな。と、思われるかもしれません。
実は大変です。
子育ては親が人として成長するための勉強の場でも有るのですから当然です。
悲観的観測かもしれませんが、しばらくは今まで以上に自尊心の低い大人が量産されると思います。
その結果、うつや摂食障害突発性の事件等々ますます増え続けるでしょう。
どんなに心のケアが充実しても、大人になってからの心の不調は辛いですし時間がかかります。
私たちも含めて、今親は意識改革の時期にきています。
一人も多くの親がそれに気づき、子供の自尊心をしっかり育て世に送り出されることを願っています。
このところの心の不調を抱える多くの方に共通する原因が「自尊心が上手く育っていない」ことです。
それが原因で
摂食障害、社会不安障害、うつ、離婚、などさまざまな心の不調を誘発しています。
また、あの子があんな事件を起こすなってと信じられない事件の裏にもこのような事情があります。
なぜ、自尊心が上手く育たないのか?
厳しい言い方をしますが子供の自尊心が育たないのは「親の責任です」
自尊心が上手く育たない背景には育ってきた家庭環境に原因があります。
意外に多いのが「人に迷惑をかけない子供に育てる」と熱心な家庭です。
このような家庭の親にしてみれば、自分たちは子供のために一生懸命やってきたのだからなぜそうなったかわからないと言う事に成ります。
自分は子供のために一生懸命やってきたとの思いもあるので当然と言えば当然です。
こんな話をすると
人に迷惑をかけない子供に育てるのは当たり前じゃないかと思われるかもしれません。
その通りなのですが、伝える方法を間違ってしまっています。
朝から寝るまでの間のお子さんとの会話を思い出してください。
「早く起きなさい」「ほら、これ着なさい」「顔を洗った」「早くご飯食べなさい」「早くしないと学校へ遅れるわよ」「忘れ物ない」「なんで今頃こんなもの出すの」「ほら、はやくいきなさい」
「勉強しなさい」「なに、この点数」「遊んでばかりで勉強しないからよ」「早く寝なさい」等々
何回「〜しなさい」「〜ダメでしょう」を言っているでしょう?
やらなきゃダメ、やってもダメこんなことを繰り返していれば親の顔色をうかがう子供
親の前では良い子に振る舞っている子に育ったとしても不思議では有りません。
自主的にやったことを否定されてしまう。
あるいは、先回りして親がいろいろやってしまうのですから
自尊心は育たなく依存心ばかりが強い大人になってしまい苦しむ事に成ります。
現実にある小学校のでの話ですが
落とし物の服を「これ誰の?」と聞いても誰も名乗り出ない。
親が選んだ服を着てくるのでどんな服を着てきたのかわからない子供が多いと言うのです。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、こんなことが現実に起きています。
また子供が優等生だと親は安心しますが、優等生だった子が摂食障害(拒食症、過食嘔吐)になりやすい傾向があります。
実はこれは屈折した挫折の乗り越え方なのです。
これも自尊心が上手く育っていないところに原因があります。
子供が「人に迷惑をかけないように育てる」その思いが強ければ強いほど子供あれこれ指図します。
それが子供の自尊心の発達を遅らせたり歪んだ育ち方をしてしまいます。
それじゃ人に迷惑をかけないように育てるにはどうしたら良いのだと疑問が湧きます。
それは言葉がけを工夫することと子供の前で伝えたい振る舞いをやってみせるのが一番です。子供は親をよく観察しています。
例えば、
ゴミは捨ててはいけない。
と、言いながらがらたばこの吸い殻を平気でその辺に投げ捨てる。
これでは言葉でどんなにカッコ良いこと言っても子供は親を不信に思うばかりで伝わりません。
もう一つ、言葉がけは「結果ではなくプロセスにフォーカス」するような工夫が必要です。
最近は、更に悪いことに父親が子育てに参加する機会が増えています。
もちろんそれ自体は良いのですが、父親が伝えたいことの言葉がけを工夫したり行動や振る舞いで伝えられれば良いのですが、つい「あれするな」「これするな」とやってしまいがちです。
おわかりのように両方の親から監視されて「あれするな」「これするな」と更に窮屈になってしまいます。
ますます自尊心が低い子供になってしまいます。
なんだか子育ては大変だな。と、思われるかもしれません。
実は大変です。
子育ては親が人として成長するための勉強の場でも有るのですから当然です。
悲観的観測かもしれませんが、しばらくは今まで以上に自尊心の低い大人が量産されると思います。
その結果、うつや摂食障害突発性の事件等々ますます増え続けるでしょう。
どんなに心のケアが充実しても、大人になってからの心の不調は辛いですし時間がかかります。
私たちも含めて、今親は意識改革の時期にきています。
一人も多くの親がそれに気づき、子供の自尊心をしっかり育て世に送り出されることを願っています。