2012年03月

人に迷惑をかけない子供に育ってほしい。その思いが子供をダメにする

カウンセリング現場から。

このところの心の不調を抱える多くの方に共通する原因が「自尊心が上手く育っていない」ことです。

それが原因で
摂食障害、社会不安障害、うつ、離婚、などさまざまな心の不調を誘発しています。

また、あの子があんな事件を起こすなってと信じられない事件の裏にもこのような事情があります。


なぜ、自尊心が上手く育たないのか?

厳しい言い方をしますが子供の自尊心が育たないのは「親の責任です」

自尊心が上手く育たない背景には育ってきた家庭環境に原因があります。

意外に多いのが「人に迷惑をかけない子供に育てる」と熱心な家庭です。



このような家庭の親にしてみれば、自分たちは子供のために一生懸命やってきたのだからなぜそうなったかわからないと言う事に成ります。

自分は子供のために一生懸命やってきたとの思いもあるので当然と言えば当然です。


こんな話をすると

人に迷惑をかけない子供に育てるのは当たり前じゃないかと思われるかもしれません。
その通りなのですが、伝える方法を間違ってしまっています。


朝から寝るまでの間のお子さんとの会話を思い出してください。


「早く起きなさい」「ほら、これ着なさい」「顔を洗った」「早くご飯食べなさい」「早くしないと学校へ遅れるわよ」「忘れ物ない」「なんで今頃こんなもの出すの」「ほら、はやくいきなさい」

「勉強しなさい」「なに、この点数」「遊んでばかりで勉強しないからよ」「早く寝なさい」等々

何回「〜しなさい」「〜ダメでしょう」を言っているでしょう?


やらなきゃダメ、やってもダメこんなことを繰り返していれば親の顔色をうかがう子供
親の前では良い子に振る舞っている子に育ったとしても不思議では有りません。


自主的にやったことを否定されてしまう。
あるいは、先回りして親がいろいろやってしまうのですから
自尊心は育たなく依存心ばかりが強い大人になってしまい苦しむ事に成ります。


現実にある小学校のでの話ですが

落とし物の服を「これ誰の?」と聞いても誰も名乗り出ない。
親が選んだ服を着てくるのでどんな服を着てきたのかわからない子供が多いと言うのです。


そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、こんなことが現実に起きています。

また子供が優等生だと親は安心しますが、優等生だった子が摂食障害(拒食症、過食嘔吐)になりやすい傾向があります。

実はこれは屈折した挫折の乗り越え方なのです。

これも自尊心が上手く育っていないところに原因があります。


子供が「人に迷惑をかけないように育てる」その思いが強ければ強いほど子供あれこれ指図します。
それが子供の自尊心の発達を遅らせたり歪んだ育ち方をしてしまいます。


それじゃ人に迷惑をかけないように育てるにはどうしたら良いのだと疑問が湧きます。


それは言葉がけを工夫すること子供の前で伝えたい振る舞いをやってみせるのが一番です。子供は親をよく観察しています。


例えば、
ゴミは捨ててはいけない。
と、言いながらがらたばこの吸い殻を平気でその辺に投げ捨てる。

これでは言葉でどんなにカッコ良いこと言っても子供は親を不信に思うばかりで伝わりません。

もう一つ、言葉がけは「結果ではなくプロセスにフォーカス」するような工夫が必要です。


最近は、更に悪いことに父親が子育てに参加する機会が増えています。

もちろんそれ自体は良いのですが、父親が伝えたいことの言葉がけを工夫したり行動や振る舞いで伝えられれば良いのですが、つい「あれするな」「これするな」とやってしまいがちです。

おわかりのように両方の親から監視されて「あれするな」「これするな」と更に窮屈になってしまいます。

ますます自尊心が低い子供になってしまいます。

なんだか子育ては大変だな。と、思われるかもしれません。

実は大変です。

子育ては親が人として成長するための勉強の場でも有るのですから当然です。

悲観的観測かもしれませんが、しばらくは今まで以上に自尊心の低い大人が量産されると思います。

その結果、うつや摂食障害突発性の事件等々ますます増え続けるでしょう。

どんなに心のケアが充実しても、大人になってからの心の不調は辛いですし時間がかかります。

私たちも含めて、今親は意識改革の時期にきています。


一人も多くの親がそれに気づき、子供の自尊心をしっかり育て世に送り出されることを願っています。

人前で恥をかくあがり症を克服するには

こんにちは、タスカル松本です。

突然ですが人前では恥をかきたくないですよね。

でも、人前に立つたび恥をかく恥の上塗りをしているようで落ち込むこんな経験ありませんか

私は、あります。

恥をかいた後は自己嫌悪になり、恥ずかしさでいたたまれなくなります。
ふて寝をして布団にくるまっても、はずかいいことばかり思い出してどうにもならないことが多々ありました。

そんな情けない自分が大嫌いでした。

何で自分はいつもこうなんだろう。
どうにもならない自分に腹を立てて、こんな自分になったのは親のせいだと、ひどいことを考えてこともありました。


自分には、強い心が足りない。根性が足りない。胆力が足りない。精神力が足りない・・・・・
足りないことばかり考えてますます自信を無くしていました。

こんな自分を変えるのは座禅や滝行、山行等々自分にむち打つ荒修行しかないのではないかとさえ思っていました。
しかしそれは単なるあこがれ、考えているだけで実行にも移さない。そんな自分を責めては悶々と時間を無駄に過ごすばかりでした。


そんな私が、180度、スイッチしたのはこんなきっかけです。


「足りないものはどんなに頑張っても満たされない。」これに気づいたからです。

自分を上から目線でながめれば足りないことばかり。それは永久に埋まることはありません。


では、どうしたらいいのか?


答えはシンプルです。



今あるものを磨く。


一旦自分の底へおりたってながめてみればいろいろなものを持っていることに気づきます。

とは言うものの最初はなかなか素直には自分の持っているものを認められないのです。


これまで何度か話している通り、
潜在意識の中かにダメな自分ばっかりの記憶があるので
頭でどんなに考えても感情が言う事を聞かないのです。

その時の口癖が「頭ではわかっている。でも、出来ない」


今、こんなことを言っている当時の自分を思い返してみると「馬鹿じゃないの」と真剣に思います。

頭でわかっている。とは何にもわかっていないのと同じです。
更に悪いことに、頭でわかっていると言っているうちは、どんなに良いアドバイスや情報があってもなにも気づけません。

本当に馬鹿だったんですね(笑)


話が横道にそれましたが、
頭でどんなに考えても、潜在意識から湧き上がる感情には負けてしまいます。

それなので、潜在意識を自分のあるものを使ってどのように変えたら良いのかを考えたのです。

それをまとめたのが、成功体験を積んで間接的に潜在意識を変える「あがり症克服マニュアル」でした。

しかし、これも又多少の努力が必要でした。


元来私は努力が嫌いです。(楽しい事をするのは誰より好きですよ)

同じ目的を達成するなら楽な(楽しい)方が良い。と、.いつも考えています(^∀^)


そこで、出会ったのがサブリミナルメッセージでした。

サブリミナルメッセージは聞くだけで潜在意識の記憶が変わると言われています。
そこで試してみると、なるほど、なんだかこの頃あまりネガティブな考えが浮かばないような気がする。

こんな変化が起きたのです。

何だそんな事か、と、思うかもしれません。が、これは大きな変化です。

「頭でわかっている。でも、出来ない」⇒「頭でわかっている。でも、出来た」と変わったのです。

そう、潜在意識のブロックがはずれ「出来ない」が「出来た」に変わったのです。


一旦その経験が出来ると、次はもう少し出来るかもしれない。こんな期待が湧き上がります。


今まで人前で話すことがあんなに嫌だったのに、次に人前で話すのが待ち遠しくなる。こんな心境の変化が起きたのです。


ご自分が次に人前で話すのが待ち遠しくなってワクワクしているところを想像してくみてください。

あんなに嫌で嫌で逃げ回っていた、人前で話をすることが待ち遠しくなるのです。

なんだかワクワクして嬉しくなってきませんか。


実は、それは元々自分の中にあったものなんです。


これまでは、潜在意識のブロックでそのきっかけをつかむことが出来なかっただけです。


最初は潜在意識を変え、ワクワクした自分に変わり次に顕在意識(考えやとらえ方)を変えて確実なものにする。

努力しなくても楽しんでいるうちにあがりは消えて無くなるのは可能です。


もう、人前で恥をかくこともありません。
人前で話すのが嬉しくなるとあがりがは消えてなくなります
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Yusuke Matsumoto

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「全て自分が決めている。」こんな当たり前の事がわかったとき全ての悩みから開放されます。
つらく苦しく生きるのも・楽しい人生を生きるのも自分次第です。誰かのせいで苦しい。何かのせいで苦しい。いくら苦しんでも悩んでも何も変わりません。変わるとしたら、自分が変わるときです。

そうは言ったってそうは簡単に変われない。

その通りです。そうは簡単に変われません
でも、時にはたった「一言」で変わることもあります。これまでその場面に何度も立ち会ってきました。これまで学んだ総合臨床心理手法で確実にあなたさまざまな悩みや問題解決のお手伝いができるでしょう。このブログでは日々雑感。悩み解決や問題解決のヒントをつらつらと書いてゆきたいと思います。

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