「人間関係の悩み」

人と人が暮らすこの社会で人付き合いがなくなることはありません。

お互いに対等の立場で適切な距離をとって人付き合いができたら良いのですが
なかなかそう都合の良いことばかりではありません。

上司部下の関係、嫁姑問題、近所付き合い、ママ友関係、恋愛・・・

時として人間関係の問題を抱えることになります。


人間関係の問題が起きたとき、どうしたら良いでしょう。


人間関係の問題の解決策は2つあります


1つ目は

「逃げる

そしてもう一つは
「様々な工夫をしてうまくつきあう」

の2つです。


「逃げる」とは文字通りその場を離れ安全地帯へ移動すること
逃避、転職、転校、転居、などです。

もう一方の
「様々な工夫をしてうまくつきあう」とは
自分の器を大きくする。問題の種を小さくする。
あるいは現状維持(我慢する)などが考えられます。


もちろん、そのどちらかが良いと言うわけでもありません。
自分の環境でそれぞれの選択すればいいわけです。

とは言うもののどちらを選んでも様々な葛藤が湧き上がり釈然としないものです。

そこで、数回に分けて人間関係の問題をどのように自分で解決消化したらいいのかのヒントを公開してゆきます。

初回の今日は「逃げる」についてです。


逃げるとは文字通り「逃げる」「逃避」すること。

逃げるが勝ち」
と、ことわざにあるとおり、いやな人とはつきあわない。
その場を離れることです。

しかし、逃げることは簡単なのですが、心は穏やかではありません。

なぜ、あいつのために自分が仕事を辞めなければならないのか。
自分が負けたようで情けない。
こんな弱虫な自分は嫌いだ。




様々な葛藤が生まれます。


さて、少々理屈っぽい話しになりますが

人間関係で悩んでいる人は誰でしょう?
その人との関係を問題にしているのは誰でしょう?




そう、悩んでいる人、他でもないあなた自身です。
たとえ相手に原因があるにしてもそのことで相手が悩むことはありません。
悩んでいるのはあなただけです。



あなたの悩みはあなただから解決できるのです。

「逃げる」とは、相手のためではなく、自分のための行動です。


しかし、頭でわかっても心が穏やかでなのは
「逃げる」その裏に

・逃げるとまた同じことが起こるのではないか
・逃げ回る人生は良くない
・困難に立ち向かうべきだ



等々

自分を苦しめる考えがあります。
この考えひっくり返すと「自分に自信がない」とも言えます。

この問題の本質は無意識レベルの問題を含んでいますので、ここで解説しきれません
無意識レベルのコアな解決策は別な機会に詳しく解説することにして

ここでは、意識(思考)的にどのようにとらえたら良いのかをお話します。


今、目の前の困難に打ち勝たなくても人生は回る。

多くの方が、逃げ回る人生は良くない、困難には立ち向かわなければならない。と、考えています。

しかし、それは全方向ではありません。

人には、自分の輝ける場所、寝食を忘れて没頭できる場所が必ずあります。
それに出会うと自動的に困難を乗り越えられるようになっています。


仕事を辞めた後で、あの仕事は好きだったのに。
環境が悪いとか、あの人さえいなければ・・・。

こんな話しをよく聞きます。

少し、厳しい言い方をしますが、

その仕事と人間関係を天秤に掛けて、辞める道を選んだのは
その仕事はあなたにとってそれだけの価値でしかなかったわけです。

人は必ず、活躍できる場所とタイミングがあります。

今、撤退して実力を付け時期が来るまで待つ。準備期間と言えます。


これまで、遊びを含めて何か一所懸命になったことはありませんか
食事を忘れて没頭してしまったこと。


つまり、その場になれば頑張れるようになっているのです。


逃げる判断は無意識にします。
それは自分の身を守るため。
心がそれ以上傷つかないように、心を守るための行動です。


その行動を意識(考え)で否定することもありません。

今は、自分を磨く時、そして時を待つ。


さて、このように考えてみると逃げる事で劣等感を感じることもなく
少し、自信が湧いてきませんか。


このように臨機応変にとらえ方を変える。

これが、しなやかで強い心を創るコツです。


最後に言い添えますが、
ここまで話したことは、物事から逃げる口実を与えたわけではありません
くれぐれも自分探しをしようなんて考えないでくさい。

本当の自分は創るもの、探してもどこにもいません。
(このテーマはまた別の機会に)


次回は、もう一つの方法
工夫して人間関係の問題を乗り切る方法についてです
・・・・・


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それでは、また