考え方を変えるだけで強い心に変わると言ったら、簡単過ぎて信用出来ませんか?

心を強くするには
座禅や瞑想をしたり、滝に打たれ苦しい山道を何日も歩く辛い修行をしなければ、強い心に成れない

どうしても辛い修行が好きな方には、これから話すことは役に立ちませんので読まないで下さい


強い心とは「感情に惑わされない考え」です


例えば
マラソンをしているところを想像して下さい

苦しい時に、
「ダメだ」と考えればダメになるし
「もう少し」と考えれば苦しくてもまだ頑張れる

こんな経験は誰でもあるはずです

このときの感情と思考の動きは

心臓が苦しい(感覚)⇒このままでは死んじゃうのでは(思考)⇒不安(感情)⇒もうだめ(思考)
⇒もうダメ(思考)⇒ダメ棄権

一方
〜⇒不安(感情)⇒もうだめ(思考)⇒もう少し行ける(思考)⇒ゴール・完走

棄権と完走の違いは、不安(感情)が湧き上がった後にもうダメと考えるかもう少し行けると考えるかの違いです
(もちろん、肉体的なコンディションもありますので、日頃の肉体的トレーニングは必要ですが)

実は、強い心と弱い心の正体は

様々な感情が湧き上がったときに思考が自分の内面を向くのか、目的を達成するための方法に思考が向くかの違いでしかないのです

例えば先ほどのマラソンの場合
思考が自分の内面を向けば
苦しい⇒このまま死んでしまうのではないか⇒死ぬのは嫌だ⇒さっきより苦しくなった⇒このままでは本当に死んじゃうのでは・・・・

一方、目的を達成するための方法に向けば
苦しい⇒あのコーナーを曲がるまで頑張ろう⇒あの看板の所まで⇒もうちょっと・・・

また、終わった後で
途中棄権をしてた人で思考が自分の内面に向かいやすい人は、やり遂げなかった自分はダメだ。と、自分を責めたりします


何かにつけて「思考が自分の内面に向かう」あるいは「思考が目的達成の方法に向かう」人の違いは

「思考のクセ」の違いです

例えば
失敗したときに自動的に「自分がダメだから」と考えてしまう。これが思考のクセです
このような思考のクセを持っていると、どんどん自分がダメに思えて自信をなくします

このような思考のクセは「クセ」ですから直すことは出来ます


意識して繰り返せば直ります

例えば
失敗し「自分がダメだ」と考えていることに気づいたら
「じゃ、次に同じ失敗をしないようにするにはどうしたら良いのか?」と意識して考えの方向を変える

このような事を意識して繰り返す事で「思考のクセ」は変わります


さて、こんな話しをすると理屈はそうだけど理屈通りに行かない、そんな簡単なもんじゃない。と、声が聞こえてきますが


それは、出来事の受け取り方考え方が狭い枠にとどまっているからです


出来事には絶対と言うことはありません
殺人だって状況によれば賞賛されます(戦争では多くを殺害した人が英雄です)

ですので、ある程度客観的視点に立てるような知識は必要です


さて、ここまでの話し何となく考え方を変えれば強い心に成れそうだと思えたでしょうか

⇒こちらにも解説していますのでご覧下さい